酔っぱらって、つい

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冬には鍋をよくやるんだけど。
水炊きにかしわのほかに牡蠣(カキ)を入れるんだ。
タラを入れる時もあるけど。

旦那とはもう、鍋を囲むこともなくなっちゃったから、飲み仲間とするほかないやね。
旦那がお泊りのときは、一人鍋っていうのもなんなんで、やまちゃんとがっちゃん、須田君を呼んで楽しくやるわけ。

「このよう。牡蠣って、オメコそっくりやな」
がっちゃんがびらびらを箸で広げながら言う。
「そやな。なおぼんのにそっくりや」とやまちゃん。
「お前、なんで知ってんねん」
「それは・・・」
「お二人、穴兄弟ですか」
酔っぱらってる須田君がにやにやして訊く。

あたしは、澄ましていた。
だいたい、牡蠣に似てるかどうか自分ではわからん。
「あんたら、あほなこと言うてんと、はよ牡蠣食べな、あんたらのちんちんみたいにちっさなるで」
と、言うたった。

「須田ちゃんは、麻雀するんけ?」と、がっちゃん。
「あんまり、知らんのです。役くらいしか」
「十分や、これからやろけ?なおぼん、牌(ぱい)あるやろ?」
「酔うてて、積めるんか?牌がぐしゃぐしゃになるで」
「お、おれはしっかりしてるで。ほら」
差し出すがっちゃんの手が微妙に震えてる。

今年初めて、卓を囲んだ。
須田君とやるのは、初めてや。
一巡目で早くもやまちゃんがリーチ。
「早いな。読めんな」と、がっちゃんがごま塩頭を掻いた。
しかし、その後が長い。
やまちゃんも自摸が悪いのか、二巡、三巡と時間が過ぎていく。
「やっときたぁ!ロ~ン」
須田君の不用意に捨てたイーピンが当たりやった。
「三十五年ローンかいな。長いなその歳で」と、あたし。
やまちゃんが、牌を倒す。
なんとイーピン待ちの一気通貫やった。配牌が良かったんやろね。
イーピンはあたしが頭にしてるし。

須田君は途中、少牌のチョンボをやってくれるし、酒が入ってるから、計算も間違うし。
「それロン」あたしが、やられた。
「うっそぉ。須田君、フリテンやん。サンソーほってるやんか」
あたしも負けてはいない。

「なおぼん、4Pやろか?」半チャンが終わって、一息ついたころ。
やらしい目でがっちゃんが言う。
この人数で勝ち目はない。
「しゃあないな。お風呂入ってへんで、あたし」
「かまへん、舐めてきれいにしたる」
もう、どうにでもしてくれ状態だった。
「あたし、眠いし、マグロやで」
「ええよぉ。なぁ、みんなで兄弟になろ」
親分肌のがっちゃんが仕切る。

そして、午前二時もまわった夜中に、あたしは代わる代わる男たちに弄ばれた。
途中目を覚ましたら、須田君があたしの上で必死に腰を振っていたっけ。
そのあとは覚えてない。
なんか変な夢をみていたような・・・
朝起きたら、おしっこ漏らしたみたいにへその下から股の間までが、びちゃびちゃやった。
何人分の精液かしらんけど、溢れ出していた。
三人の男は隣で大いびきをかいて寝てる。
「何時や?え?九時?あかんわ、あんたら起きて。Kちゃんが将棋しに来るんや、こんなとこ見つかったらえらいこっちゃ」
「う~ん」
「こら、はよ、パンツ履け!」あたしは、男どもを蹴ったった。
あたしは、シャワーで体中の、なんだかわからん液体を洗い落とした。

お後がよろしいようで。
ちゃんちゃん。

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